大学を中退した経験のある私は、新しく人に知り合ってそのことを言うと、必ずと言っていいほどこう言われます。
- 大学を中退するか迷っている人
- 大学を中退するメリット・デメリットを知りたい人
間違えてほしくないのが、大学中退を勧めたいわけではないということです。
あくまで大学に進学していて、辞めたくて本気で悩んでいる人に向けて、私の体験談がその人の役に立てたらと思って書いています。
参考にしてもらえると嬉しいです!
それを踏まえたうえで、最後までお読みいただけると有難いです。
大学を中退した3つの理由
勉強に身が入らなくなった
今もゲーム好きですが、大学生のときは特に夢中になっていたウタラテ。
寝る前にゲームを始めて、やめどきを見失って朝になっていたというのが日常茶飯事でした・・・
その結果「眠いし、学校休もう」って欠席するようなアホな日々が送っていた大学生だったんですね。
今思えば、「こういうことを勉強したい」という明確な目的がなく、適当に学校や学部を決めたのが原因だったんじゃないかと思います。
また、人によっては「思った勉強内容じゃなかった…」「思ったより難しくて楽しくない…」というネガティブな気持ちにより、やる気が落ちてしまうこともあるでしょう。
早く仕事がしたくなった
大学中にアルバイトを始めたんですが、勉強よりも働く方が楽しかったです。
授業は休んでもバイトは必ず行きましたし、欠勤することもありませんでした。
自分の中で、バイトをすれば
- お金が稼げる
- お客さんに喜んでもらえる(ちなみに接客業でした)
これらのメリットを感じ、とてもやり甲斐を感じていたのを今でも覚えています。
今思えば、勉強もすればするほど自分の身になるので決して無駄なことではないのですが、当時の自分は勉強に意味があると思っていなかったんですね。
結果、大学を休んで就活し、就職先が決まったため大学を中退しました。
学費の支払いがもったいなく感じた
ちなみに私は、大学2年生の夏頃に中退しました。
1年生はまだ頑張って大学に通っていましたが、2年生からどんどん休みがちに・・・
休んでばかりだったのと、勉強のやる気が底辺になっていたのもあり、「このまま大学に通い続けても、お金もったいないな…」って思うようになりました。
早めに辞めれば支払う学費も少なくなるしなー、みたいな感じです。
「それなら最初から大学に入るなよ」って自分でも思うのですが、年を重ねた今だからこそ感じることでもあるんですよね・・・
大学を中退したメリット
自由な時間を手に入れられた
大学生の頃は、以下の時間が1日を占めていました。
- 大学に通学する
- 授業を受ける
- バイトをする
- 帰る
- 課題をする
- 寝る
私の場合、大学の場所までかなり遠く、往復3時間くらいかかりました。
実家から大学までの距離がかなりあったのも、通学のやる気が落ちた原因だと考えられます。
中退によってそれらがなくなり、そのお陰で自分がやりたかったことを行う時間が増えました。
当時は歌手になりたかったため、ボイトレやギターを弾く時間、曲作りの時間を増やせてよかったです。
勉強のストレスから解放された
特に私は勉強が好きじゃないため、これが1番嬉しかったです。
勉強や課題・試験など、すべてが自分の興味がある分野ではなかったのもあり、授業中に居眠りしているときも・・・
社会人になった今では勉強の重要性を理解していますが、当時は大学中退が決まり「もう勉強しなくていいんだ!」と嬉しかったです。
学費を支払い続ける必要がなくなった
過去は奨学金を借りて、大学に通学していました。
大学中退が決まり、奨学金の振り込みがストップ。
イコール、学費の支払いもストップしました。
ただ、ストップしてから奨学金の返済がスタートしましたが、想定よりも返済する金額が減ったため、自分的にはまあいいかなって感じです。
大学を中退したデメリット
もちろん、大学を中退したデメリットもあります。
面接時に中退した経緯を毎回聞かれる
就活時に必ずと言っていいほど、面接官に「なぜ大学を辞めたのか」と聞かれます。
中退しただけでも不真面目の印象を与えることもあり、中退した経緯はかなり重要です。
就活時は、中退の理由を話すときが一番緊張しました。
就職したい会社が狭まる
就活しているとき「この会社、いいな」と思っても、大卒以上を求められて、やむなく応募できないことも・・・
大学を中退すると、どうしても中小企業しか就職できない事態に陥りやすいです。
ただ、大学を卒業したから必ずしも高給の仕事に就けるわけではありません。
あくまで自分次第だと思います。
学割が効かなくなった
大学在学中の友達とカラオケなど行くと、その子はもちろん学割を利用できます。
そのとき、通常価格と学割価格の差に愕然としました・・・!
中退は自分で決めましたが、あまりの金額差に後悔を少しだけしました。
大学中退を後悔しないためにするべきこと
大学はなんとなく中退するのに適しません。
もし辞めたいのなら、必ず今後の目的の計画をしてからにするのをおすすめします。
でなければ学生からフリーターになり、無駄な時間を過ごす可能性が高いためです。
ちなみに私は、中退する前に就職先を決めることで、路頭に迷うのを防ぎました。
大学の中退を先生に伝えたときも、「中退したあとの行動が決まってるなら、安心だよ」と快く辞めることを受け入れてくれました。
また、母にも最初は大学中退を反対されましたが、就職先が決まったことで「きっと神さまがこの道でいいって背中を押してくれてる。このまま頑張れ」と私を応援してくれるように。
これらの経験から、大学を中退したいなら今後の計画を練ってから行動に移すべきだと思います。
「勉強嫌だなぁ」「このまま、この大学にいてもなぁ」と思うなら、中退するのではなく一度、大学を休学していろいろと考えてみるのも一つの手です。
一度きりの人生ですので、後悔しないように計画を立てて行動するようにしましょう。
【まとめ】自分の人生が後悔しない行動をとりましょう!
大学中退は、決して褒められる行動ではありません。
ですが悩んでいたり、自分の目標や夢の妨げになったりするのなら、「中退」も一つの手段だと思います。
なるべく後悔しないためにも、なにか大きな選択をする前には「自分がどうしたいのか」「なにをしたいのか」を考えてから行動に移しましょう。